復興への歩み
東日本大震災
2011年3月11日午後14時46分、三陸沖を震源とするマグニチュード9.0、最大震度7を記録する未曽有の大地震が発生。巨大な津波が引き起こされ、甚大な被害を受けた女川町。ありとあらゆる物が津波に流され、道路は折り重なるようにして瓦礫に塞がれてしまった。このような状況下のなか私たち佐藤工業は1日でも早く女川町を復興させるという使命感のもと復興業務を行った。掲載した写真は、津波が猛威を振るった記憶を風化させない、さらには復興を慮る一助としていただきたい。
震災前 2005年3月
女川町震災廃棄物処理業務
巨大津波によって女川町内には大量のがれきが残されてしまった。一刻も早く処理するため、私たちは中間処理施設を設け、破砕処理やリサイクル、東京都焼却施設へコンテナ輸送を行った。
震災がれきの集積
重機による一次選別
中間処理施設
放射能測定
手選別作業
破砕機による減容化
コンテナに積込~東京都焼却施設へ搬出
女川町震災廃棄物 中間処理施設映像・ダイジェスト版
おわりに
女川町のがれき処理は宮城県の目標より1年早く終える事ができ、インフラの早期復旧に繋がった。
共に復興へ向け尽力して頂いた全ての人たちに感謝し、今後も起こりうるであろう巨大地震に備え、私たちができる最善を尽くし、地域社会の支え、希望となるようこれからも日々精進していく所存である。
【2021年9月 東日本大震災から10年後】